ああああ

方針はこれから決めてゆく

「ロッキー」を観た

恥ずかしながら初めてロッキーをみた.

TSUTAYAでなんとなく目についたからとりあえずかりた.

最近自分に教養が足りないと思っており,本を読むのも億劫だったので「名作と呼ばれている映画でも見たいな」気分に導かれたのだ.

 

 

以下内容に触れる感想.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごくよかった.

「エイドリアーン」のモノマネのイメージがどうしても先行しており,無意識にすこし悪い印象をもっていたようだ.

その反動かもしれない.

話がシンプルで終わり方がすっきりしている.

 

・まずロッキーとエイドリアンの関係がいい.

序盤のロッキーと親密になるまでのロッキーの一途な感じ,それをうまく受け入れられないエイドリアンがサンクスギビングデーを過ぎるとくっつくという流れは,下手な恋愛映画よりも見ていて楽しかった.

あの厳つい男が内気な彼女を誘うために毎日店に通い,くだらない冗談で笑わせようとする.

彼女は口下手で引っ込み思案だが強引さと優しさをうまく使い分け,彼女の心を開かせる.

ロッキーの部屋のシーンはかなりの名シーンだろう.

 

あんな男になりてえなあ...

 

ただ,その後エイドリアンの服装も言動もすぐに変わってしまうのが「急だな!」と思った.

女は一夜で急変するのね...

可愛いからいいけど.

 

 

・序盤特にセリフ,音楽のないシーンが多い.

これによってゴロツキになりかけているおっさんの雰囲気,ただただ日々過ごしている様子がみることができてよかった.そういう意図なのかわからないけど.

 

 

・音楽が入るシーン少ない分,使われたときの力がすごい.

どこでかかってたかちょっと忘れちゃったけど,おおってなった.

 

 

・体格がいい.

比べちゃいけないんだろうけど,山ピーとか市原隼人とはわけが違うよな.

リアリティあるし,かっこよさがある.あと演技とはいえヘビー級は迫力すごい.

 

 

・最後のスパッと感がいい.

ロッキーとエイドリアンが互いの名前を呼びながら,長い試合のあとリング上でやっと再会をする.そこでロッキーは,試合前にエイドリアンがかぶっていた帽子がそこにないのを見て「帽子は?」というのだ.

こんなかっこいい男がいるだろうか!?

自分が最終ラウンドまで世界一強い男と殴り合い,目も開けられずボロボロになった状態でこんなことをさらりといえるものなのだろうか.

そしてエイドリアンはその質問,もしくは冗談には答えずに「愛してる」といい抱きつくのだ.

 

そのシーンからスパッとエンディングに入るのもぼーっと余韻に浸れていい.

ここにロッキーとエイドリアンの互いへの気持ちが表れている気がした.

 

 

 

 

つまり,すごく面白かったです!

以下,上に書くほどじゃないけど思ったこと箇条書き.

 

 

 

世界チャンピオン戦のガウンの広告に3000ドルは安すぎるよなー

肉や大繁盛だろうな.

今とかなりレート違うのかな.

 

あと20ポンドも体重差ってあるものなの?

ボクシングのそこらへんよくわかんないけど.

 

エイドリアンの兄貴がまあまあ暴力的だし情緒不安定でちょっとこわかった.

 

最後に吹き替えのエイドリアンはおばさん過ぎるから字幕の方がいいと思うよ.